今回はコロンビア第2の都市メデジンでおすすめの観光スポットParque Exploraついてご紹介したいと思います。
はじめに
メデジンからバスで2時間ほど離れた郊外にはカラフルな街で有名な観光地グアタペがあり、グアタペ観光目的にメデジンに訪れるといった方も多いのかなと思います。
しかし、グアタペ以外にもメデジンで観光できる場所は沢山あります。今回はその中でも科学館、博物館、水族館などが融合した夢のテーマパーク、パルケ・エクスプローラ(Parque Explora)という施設についてお伝えします。
施設概要
パルケ・エクスプローラ(Parque Explora)は2008年にメデジンの北部エリアに設立されました。このエリアは嘗てはごみ捨て場として利用されていた場所でしたが、設立後は活発的な社会交流の場として変貌を遂げ、今では教育を通じた社会変革の象徴とも言える場所になっています。施設内は、科学技術博物館、水族館、公開実験ワークショップ (Exploratory)、恐竜展示、プラネタリウムなど様々な構成要素からなります。
科学技術博物館では最新の科学技術や発展の歴史を学ぶことができます。300を超える体験型アトラクションや公開実験ワークショップ (Exploratory)を通じて最新の科学技術を体験的に学習することが可能です。連日、子供だけでなくカップルの方や年配の方も夢中になって楽しんでいます。
水族館では2,000種以上の生物とコロンビアで一般的な約250種の生物を見ることができ、多種多様な海洋生物が間近で泳いでいる姿はまさに圧巻と言えます。実はこの水族館は密売の犠牲となっている種の保護と動物福祉を目的としたものでもあり、密売により危機に瀕した生物たちの避難所としても非常に重要な役割を果たしているようです。
その他、恐竜の模型や化石の展示、3D講堂、プラネタリウム、テレビスタジオ、ビバリウム(Viva+arium:動植物の生育環境を再現した設備)など、施設内容は充実しており、じっくり楽しむならば少なくとも半日以上は必要かと思います。
営業時間
火曜日 から金曜日は午前 8 時 30 分から午後 5 時 30 分まで、土・日曜日は午前10時から午後6時半まで営業しています。月曜日または祝日明けの火曜日はメンテナンスのため休業となります。※チケット売り場自体は午後 4 時に閉まってしまうのでご注意下さい。
入場料
以下に外国人旅行者用の料金と各チケット内容を記載します。
➀個人料金:$ 48,000コロンビアペソ(1USD≒150円換算だと1600円程度)
②4人家族料金:$ 172,000コロンビアペソ(1USD≒150円換算だと6000円程度)
上記に含まれるものは、パーク(科学館を含む)入場用のリストバンド、水族館入場料、恐竜展、ビバリウム、オープンホール、音楽室、タイムホール、マインドホール、オンステージホールの全スペースへの入場料です。
ちなみに上記に加えてプラネタリウムも見たい場合は、1人$ 72,000コロンビアペソ(1USD≒150円換算だと2500円程度)です。言語はスペイン語しか対応がないようなのでご注意ください。
※その他、3歳以下の男女は無料だそうです。
アクセス
・地下鉄(メトロ)を利用する場合:A 線に乗り、Universidad 駅で下車するとすぐ目の前にParque Exploraが見えます。
・バスを利用する場合:Bus 024、Bus 004、Bus 006、Bus 008、Bus 022、Bus 023、Bus 041A または Bus 250-A のルートを利用することで到着することが出来ます。
以下にGoogle Mapにて具体的な場所を載せておきます。
もんてびでお君の体験談
もんてびでお君はメデジンの中心街に宿泊しており、当日は時間的余裕もあったためホテルから徒歩でParque Exploraに向かいました。一応パーク周辺の治安は比較的安全だとされているようですが、スマホを見ながら歩いていると現地の人から「Cuidado:気をつけろ」とか「Guarda;しまっておけ」といった注意をいただいたので、原則的には公共交通機関を使って近くまで行くのが安全かもしれません。
まず、パーク内に入ると写真に載せたような幾何学的なオブジェが沢山あります。どれも物理学を応用したものであるらしく、それぞれについて従業員さんが丁寧に説明してくれます。この従業員さんの人柄はとてもよく、時に簡単な英語を用いながら根気よく色々と教えてくれます。もんてびでお君が訪れた際は平日の昼過ぎで空いていたこともあり、従業員さんが付き添いでパーク内の各場所を案内してくれました。
しばらくパーク内を進むと水族館が見えてきます。水族館にも従業員さんが何人かおり、海洋生物についてや保護についてなどたくさんのことを教えてくれます。
コロンビアはアマゾン川流域に位置する国ということもあり、特徴的な生物としてデンキウナギやピラニアなども展示されています。淡水魚にあまり詳しくないので詳細は不明ですが、個人的な感想として他の水族館よりもアマゾンの生物コーナーが広いような気がしたので、日本ではあまりお目にかかれない珍しい生物も展示されていたかもしれません。
淡水魚もいいですが個人的にお気に入りだったのがこのウツボです。もんてびでお君が水槽をのぞき込むと、それまで岩の隙間に隠れていたのに「呼んだか」といった風に顔を出して決めポーズしてくれました。本当にかわいかったです。
海洋生物以外にも爬虫類や水草など、様々な生き物が展示されています。中には南米原産のゴキブリも(それも大量に!!)展示されていました。もんてびでお君は気持ち悪さ故に逆に写真を撮ってしまいましたが、次の被害者を出さぬようここでは掲載しないことにします。代わりにアゴヒゲトカゲ?でしょうか、かわいいトカゲの写真を載せておきます。
あと珍しい生物で言ったら、この髪の毛みたいな何だかよくわからない水草のようなものが気になりました。日本や南米の動物園、水族館など色々な所で探してみましたが、もんてびでお君的にこの水草はここでしか見ることが出来ませんでした。
一体これは何なんでしょうか?もし分かる方がいらっしゃればコメント等で教えていただけたら嬉しいです。
科学技術博物館はとても面白かったです。言語があまり分からなくても、こんなに楽しめるなんてすごいなぁと感じたのを覚えています。
これは科学技術博物館で一番印象に残った写真です。「人体ホムンクルス」というものらしいです。衝撃的な造形物ですが、今まで一度も目にしたことがなく、今回ここを訪れて初めてその存在を知りました。
「人体ホムンクルス」とは、どの身体各部が感覚器として重要かが一目で分かるといったもののようで、舌や唇、手や目といった臓器が体幹と比較して大きく表されています。何故か日本に帰ってきた今でもたまに見たくなるような像なんですよね。これが。
Parque Exploraの科学技術博物館って、基本的にみるだけっといった感じではなく体験するといった感じで、すっごく色々と体験できます。先述したとおり、300を超える体験アトラクションがあるというのも納得です。
そんなこんなであまりに夢中になってしまったため思わず写真を撮るのを忘れてしまい、後から見返してみると科学技術博物館に関する写真はほとんどありませんでした。
もんてびでお君はこの日閉館ギリギリまで、というか閉館をやや過ぎてしまうくらいまで夢中で遊んでいたので、既に帰る頃には館内に観光客がほとんどいない状態でした。
皆さんも実際に訪れて皆さんも存分に楽しんでください。
まとめ
今回はコロンビア第2の都市メデジンでおすすめの観光スポットParque Exploraについてご紹介いたしました。もんてびでお君のブログではこの他にも中南米の観光地やお役立ち情報、スペイン語についてなどたくさんの記事を書いていますのでご覧になっていただけると嬉しいです。では。